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STDだとHIVに感染しやすくなる!

STDとはいわゆる性病・性感染症のことで、性行為によって感染する病気のことです。
感染症、つまり細菌やウイルスにより引き起こされる病気のことで、そのなかでもSTDはセックスによる接触により細菌などに感染し生体に悪影響を及ぼすものをいいます。
具体的には、精液や分泌液などの病原菌が、口や性器などの粘膜に接触し感染を引き起こします。
つまり、セックス以外の日常生活における接触によって感染することや、不潔な状態が原因で外部から感染する恐れはほぼないといえます。

このSTDの原因は性行為ということで、風邪やインフルエンザなどの流行の原因となる空気・飛沫感染や日常生活での接触感染と比較すると、その感染経路や危険性は少ないという見方もあります。
事実一昔前までは、不特定多数の人間と性行為のある風俗街の病気という認識で、一般の人には関係のない病気であるという認識だったようです。
しかしセックスという行為自体はごく日常的な行為であり、若年層のカップルにとっても当たり前のこととなりつつあります。
事実、結婚前の性行為の経験も以前に比べれば多くなっているでしょう。
STDは性行為によって広がっていくものです。

また、どの相手がSTDであるのかを把握することは困難です。
不特定の相手との行為がなくとも、過去のパートナーと繋がりの中で一人でもSTDの人間がいれば、自分に影響が及ぶ可能性は十分あるのです。
このSTDへの感染やその拡大を防ぐためには、やはり検査をすることが大切です。
自分だけではなく、パートナーにもお願いすることで、STDが自分自身や相手に広がってしまうことを防ぐことができます。
STDは症状が出にくいものもあり、気づかないうちに自分の大切なパートナーを傷つけることになりかねません。
それだけでなく、さらに重篤なHIVに感染するリスクが高まるおそれがあるのです。

STDによって粘膜の炎症や抵抗力の低下が起こり、細菌やウイルスが侵入しやすくなります。
それによりHIVの感染リスクが高まるのです。

HIVに感染したからと言ってすぐ死ぬわけではない

人間の身体における免疫の重要な役割を担っている細胞に感染するのがHIV(ヒト免疫不全ウイルス)です。
細胞がHIVに侵されることにより免疫不全、つまり病原体から自分の身体を守る働きが機能しなくなってしまいます。
さらにこのHIVが増殖し、免疫細胞の働きがどんどん弱くなり、その結果日常生活ではほとんど影響のなかった病原体にも感染しやすい状態になります。
このような通常の健康状態では影響のないような病原体によりさまざまな病気を発症した状態が、一般にエイズといわれるものです。
このように、HIV感染が原因で免疫不全が進行しさまざまな病気により死に至るのがエイズであり、非常に恐ろしいイメージですが、だからといってHIVが直接すぐにエイズによる死につながるわけではありません。
もちろんHIV感染を防ぐことが最重要ですが、HIV感染後も自覚症状に乏しく、エイズ発症後に発覚するということも多いようです。

つまりHIVに感染したとしても、症状がでないまま生活している人もいるということです。
このエイズ発症までの期間の長さも個人差があり、その間も免疫細胞は死滅し続けています。
このようなことから、いかに早くHIVを発見し早期治療を行うかが重要になってきます。
早期発見のためにも専門の保健所などの検査機関で検査を受けることが大切です。

HIVの検査方法についてですが、保健所や医療機関でスクリーニング検査とよばれる抗原・抗体検査を受けることができます。
基本的にHIVの検査は二段階で行われます。
まず最初のスクリーニング検査は、HIVに感染している恐れがある人を全て確認する目的で行われるため、これが陽性だったとしてもHIV感染が確定するわけではありません。
その後スクリーニング検査で陽性だった人を対象に行われる確認検査で陽性判定が出て初めて確定ということになります。
現在では、感染後も早期治療を始めることができればエイズの発症をおさえることも可能となっています。
HIVが直接死につながる可能性も低くなって来ていますが、STDやHIVについて正しい知識をもち予防・早期発見に努めることが重要です。

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